人と人が助け合うこと。
地域の福祉や社会福祉に貢献すること。
それは大切なことですが、日々の生活や仕事の中で実際に形にして続けていくことは簡単ではありません。
弊社代表社員である髙武も、かつてはそう感じていました。
そんな中、地元・糸島市の就労支援施設様に業務をお願いする機会がありました。
当初は、正直なところ、
「安価に作業を委託できるらしい・・・」
という程度の意識でした。
しかし、実際に作業を委託し、作業のレクチャーや打ち合わせを通じて施設利用者の方々と接する中で、一人ひとりが本当に自分の仕事として、一生懸命に作業へ取り組んでくださる姿を目の当たりにしました。
その姿を見て、仕事を委託することは、単なる外注ではなく、誰かの働く機会や自信につながるものなのだと強く感じるようになりました。
これまで弊社がお願いしていた作業には、PC操作や写真撮影などが含まれていたため、施設利用者の方の中でも、作業に携われる方が限られていました。
もっと多くの方が関われる仕事を提供できないか。
作業者を選びにくく、それでいて単調すぎず、やりがいのある仕事をつくれないか。
そう考える一方で、委託する側・受託する側の双方にメリットがなければ、仕事として長く続けることはできません。
無理に作業難易度を下げたり、品質を犠牲にして仕事量を増やしたりするのではなく、事業の仕組みそのものとして、社会福祉に貢献できる形をつくりたい。
その考えから生まれたのが、古本・書籍の再流通事業です。
弊社では、一般的な古本チェーンでは取り扱いが難しい古書や古雑誌、専門性の高い資料については、自社で販売するのではなく、地域の古書店や専門店へお譲りしています。
古書や古雑誌には、市場では流通量が少なく、専門的な知識や販売ルートが必要となるものも数多く存在します。その価値を正しく理解し、必要とされる方へ届けられるのは、長年地域で古書文化を支えてこられた専門店だからこそできる役割です。
私たちは、すべてを自社で抱え込むのではなく、それぞれの強みを持つ地域の事業者と連携することで、希少な本が適切に受け継がれる環境づくりを大切にしています。
こうした取り組みは、地域の古本店を支えるだけでなく、「紙の本を手に取る文化」を未来へつないでいくことにもつながると考えています。
一冊の本が、読む人だけでなく、地域の文化や本を愛する人々とのつながりも育んでいく──。
弊社の古本事業では、破棄予定の本や、古紙として資源化される前の本を買い取り、分別・清掃・再販・寄付・リサイクルへつなげます。
この流れの中で、次のような価値を生み出すことを目指しています。
この一連の仕組みは、単に本を買い取って販売するだけのものではありません。
捨てられる予定だった本にもう一度価値を見出し、
本を手放す方には金銭的なメリットを生み出し、
就労支援施設には継続的な仕事を生み出し、
子どもたちには本との出会いを届け、
最後まで活用が難しいものは資源として循環させる。
その流れ全体が、自然と地域福祉や資源循環につながる仕組みになるよう取り組んでいます。
人を選ばず、単調すぎず、継続して取り組める仕事を、より多くの就労支援施設へ委託できる体制を整えることで、弊社の事業活動そのものが社会福祉への貢献につながることを目指しています。
人と人が助け合うこと。
地域の福祉や社会福祉に貢献すること。
資源を無駄にせず、次へつなげること。
合同会社小富士物産は、古本・書籍の再流通を通じて、地域社会に必要とされる事業を目指してまいります。